よくある質問

よくある質問

1. 楽譜を読めないのですが・・・?

最近はいろんなジャンルでタブ譜付きのものがたくさん出ているので、大丈夫です。ただし、古くから活躍しているシンガーソングライターの楽譜(ドレミ楽譜出版社やKMPから出版されているもの)やクラシックギターの楽譜には付いていないことが多いので、これらのものに取り組みたい方は徐々に読めるようにしていくことをお勧めします。ご希望の方には、レッスン中に楽譜の読み方を説明します。

※タブ譜…弦を表す直線の上に、押さえる場所(フレット)の数字が書かれているもの

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タブ譜の一例です。

2. 手が小さいのですが、ギターを弾く上で不利にならないですか?

ある程度大きい方が有利ですが、さほど気にしなくてもよいでしょう。時間はかかりますが、練習しているうちに少しずつ指が柔らかくなり、しっかり開くようになります。
また、指が短い方でも指をよく開く曲を弾いているうちに、指が伸びることがあります。実際、僕の左指は右指に比べて7㎜ほど長いです。

画像の説明
指の付け根を合わせて、両手人差し指の長さを比べてみました。

3. ギターの選び方がわかりません。

クラシックギターの場合、楽器の大きさやネックの幅がほぼ決まっているので、決め手は次の3点です。

1. どのくらいの価格帯のものを考えているか?
2. 弾きやすさ
3. 自分が好きな音が出るか?

アコースティックギターの場合、これらの要素に加えて、楽器の大きさやネックの幅も考慮する必要があります。

楽器の大きさは多くの種類があるので、自分の体・手の大きさや演奏姿勢(立つ・座る)も考えて選びましょう。
ネックの幅は細いもので約42㎜、太いもので約48㎜です。これも自分の手との相性を確認しましょう。

2.の質問に関連することですが、手の小さな方は弦長が短いギターを選ばれる方が良いと思います。

クラシックギターの場合、一般的には弦長650㎜の楽器が多いのですが、630〜640㎜のものも少ないながら作られています。

アコースティックギターの弦長は製作家・製作メーカーによりまちまちです(645㎜〜650㎜のものが多いです)。630㎜代のものは比較的探しやすいと思います。

音に関しては、特に、始めたばかりの方は判断が難しいと思います。知り合いに詳しい人がいれば、一緒に楽器店へ付いてきてもらい、助言を求める方が無難でしょう。

※講師によっては、受講者に「○○楽器店で買いなさい」「○○さんが製作したギターがいいですよ」と言って、特定の楽器店や製作家からギターを購入するように勧めることがあると聞いたことがあります(そして、その楽器店やギター製作家からリベートをもらっている人がいるらしいです)。そんなことはしませんので、ご安心ください(笑)。

4.レッスンを受けると、どういう利点がありますか?

ギターは他の楽器に比べると何となく親しみやすく、気軽に取り組める楽器です。しかし、ある程度弾けるようになるまでは、意外に難しい楽器です。

独学者によく見られる傾向をいくつかあげてみましょう。

1. 弾きたい曲があったが、何ヶ所か指使いがわからないため、ついつい放置してしまう。
2. リズムが複雑で挫折した。
3. 指使いが複雑で、何度繰り返してもうまくならない。

こういう問題が続くと、だんだんギターに触れるのがイヤになりがちです。どうすれば上手になるか、一人で考えることももちろん重要ですし、それに向けての努力は欠かせないものです。

しかし、他者の助言によって簡単に解決できることは実に多いのです。わからないまま遠回りするか、レッスンを受けながら問題を正確に理解した上で最短距離を進むのか、やはりレッスンを受ける方が得策なのは言うまでもないでしょう。

なお、上記の1〜3までの対策は次の通りです。

1. 少しのヒントと少しの根気で解決できます。
2. 一人で練習していると混乱するだけですが、これもいくつかのヒントがあれば解決できることが多いです。
3. ほとんどの場合は誤った練習方法が原因ですから、より良い練習方法を知れば弾けるようになります。

5. 音楽理論を学べるでしょうか?

音楽理論の説明には、とても多くの時間が必要です。レッスン中、ギターに全く触れなくてもよいのであれば説明しますが、正直なところお互いにとって面白くないと思います。

お薦めできる書籍を紹介します。それを読み進めていただき、不明点が出てきた時に質問していただければお答えします。また、レッスン中に練習する曲を例にあげて、簡潔にお話しすることも可能です。

6. 日々仕事等で忙しく、なかなか練習の時間が取れないのですがギターは続けたいのです。そんな状況で受講しても良いでしょうか(前回のレッスンから全く上達していませんが、練習不足で怒られませんか)?

そんなことで怒らないのでご安心ください(笑)。上手になるに越したことはないですが、大切なのは続けることです。そして、ギターや音楽を好きでいることです。実際に、同じレッスン曲を4〜5年続けた方もいらっしゃいます。

7. レッスン料が大手の音楽教室に比べて低額なのはなぜですか?

大手音楽教室の月謝は、グループレッスン(1回60分、月3回)で10,000円前後、個人レッスン(1回30分、月3回)で10,000円前後の金額のところが多いです。この金額が講師と楽器店に分配されます。つまり、実際にレッスンを担当する講師以外に楽器店にも支払う金額が月謝に含まれているのです。さらに、施設費や冷暖房費も徴収される場合もあります。

これに対し、当スクールは運営・講師をすべて一人で行っているので、レッスン料を低く設定できるのです。レッスン料以外の施設費・冷暖房費等は一切不要です。
※使用されるテキストを当方で購入する場合、そのテキスト代実費はいただきます。

8. 仕事柄、弦を弾く指の爪を伸ばせません。それでもフィンガーピッキングによるソロギターの演奏は可能でしょうか?

可能です。

爪の長さは演奏者によりまちまちです。長い人であれば指先から5㎜以上伸ばしている方もいます。逆に、僕はほとんど伸ばしていないです。それでも、トレモロも演奏可能です。写真を添付しますが、この程度であれば、伸ばすうちに入らないと思います。

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横から見た右手親指
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横から見た右手人差し指・中指・薬指

意外に自覚されていないのですが、弦を弾(はじ)くときは爪だけでなく、指先の肉も使っているのです(指先で弦に触れた後に、爪を用いて弦を弾きます)。もちろん、弦に触れる箇所を丁寧にヤスリで整えて、弦に触れた時に引っかかりを覚えたり、雑音が出ないように注意する必要はあります。

9.弾き語りのレッスンは可能ですか?

当スクールはギターのレッスンのみを実施しています(歌はレッスン対象外です)。

以前(と言っても高校生の頃の話です)、弾き語りをしていた経験から申します。ギターを演奏しながら歌うには、以下のことが完璧に近い状態でできることが必要です。

両手の手元をほとんど見ずに演奏できる
曲の流れやコード進行を完全に把握している(譜面を見ながら歌う場合でも、できている方が良いと思います。)

つまり、ギター演奏が不安定な状態で歌を併せて練習していると、必要以上に曲の仕上がりに時間がかかります。そのためにも、ギターを徹底的に練習する方が効率的と考えています。

10. 子供でもレッスンを受けることは可能ですか?

現在、小学3年生と4年生の方がレッスンに来られています。

次の3つの条件を満たされれば可能です。

1. レッスンの間(40分〜50分程度)、集中力が持続すること。
2. 大人からの押し付けではなく、本人が本当に「弾いてみたい」と思っていること。
3. 体にあった大きさのギターを用意していただくこと。

1. について。
集中力が続く方は、1時間近くレッスンを受けらけています。

2. について
ピアノやバイオリンのように、最近ではギター界でも幼少時から保護者の意志で、子供にレッスンを受けさせる方が増えてきています。しかし、子供がギターに興味がなかったり、音楽を好きでなければ、練習を苦痛に感じ、なかなか上手になりません。

3. について
体格によっては大人が使う大きさのギターを弾くこともできますが、小柄な方は小さなギター(体にあった弾きやすいもの)を用意していただく必要があります。ただし、バイオリンのように定型サイズがあるわけでなく、メーカーによって大きさはまちまちです。楽器の選び方に関しては、体験レッスン時にお話しします。
※バイオリンは大人用の4/4サイズから3/4、1/2、1/4、1/8、1/10、1/16と分母の数字が大きくなるにつれ、楽器は小さくなります。

1と2に関しては、お子様とよく話をしていただき、本人の意欲の強さをご確認いただければと思います。

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ボディが小さく、弾きやすいギターを用意しています。

11. 月に何回くらいレッスンに通えば良いですか?

その人に合ったペースがありますので、一概には答えにくい問題です。もちろん、学校や仕事などを最優先にして、その合間に来ていただくことが前提です。

例えば、仕事を持たれている方でも、固定曜日勤務(例:月〜金曜日勤務、土日祝日休み)の方とシフト勤務の方では、事情が変わってきます。また、多忙な方であれば、月3回同一曜日時間(多くの音楽教室のレッスン形式です)に毎回通うことが難しいでしょうし、課題の練習時間の確保も困難ではないでしょうか。こういう方へは、月2回(できれば隔週)を目安にされることをお勧めします。月3回をお考えの方は、約10日ごとに来ていただくのが良いでしょう。

「人前で演奏する機会(文化祭や知人の結婚披露宴での演奏など)が迫っており、自信を持って演奏できるようになるまで曲を仕上げたい」とお考えの方は、もちろん、間隔を詰めて通っていただくことも可能です。